高性能、長寿命の部分で家の性能に関する大切なお話をしてきました。
これを読んでくださったあなたは、
使う材料の選定、私たち造り手側の知識や経験値、
提案力がいかに家造りを左右するのかをお分かりいただけたと思います。
どんなに耐久性のある屋根や外壁に使う材料、断熱性能、遮音性能、
調湿性能の高い断熱材、耐震性を考えた構造材などを使ったとしても
そもそもの施工がしっかりしていなければ良い家には絶対なりません。
施工の業者は、みな口を揃えて“しっかりとした施工をしています”
と言います。もちろん私たちもそう言います。
と言うことは、全ての住宅が欠陥もなく、
住む方の満足する家になっていいはずです。
ですが現実はどうでしょう?
価格の所でもお話しましたが、
家を建て始める前にどんな家に住みたいですか?
どんなことを希望しますか?という要望の上位のものと、
実際に住み始めてからどんなところに不満を感じますか?
というものの上位がなんと同じような内容になっているのです。
おかしいですよね。
なぜこのような事が起こるのか?
それは、内装や設備は、実物やカタログを見ながら説明をして
要望を伝える事が出来ますが、暑さ、寒さに大きな影響を与える
断熱性能、気密性能。結露に影響する換気性能。
新築住宅ならどの家でも省エネになっていると思ったはずが
住んでみたら光熱費が思った以上にかかる・・・。
これらは、家を建てる側のあなたの知識や感覚を伝える事が
非常に難しいのです。
私たちも通常の注文住宅を建てるお施主様には、夏涼しく、
冬暖かい家に住んでいただいていますが、家を建て始める際には、
全ての工事の内容を伝えることはしていません。なぜなら、
すべてを理解していただくことが難しいというよりも、
実際に住んでいただいた時に快適になるものを提案できる
自信があるからです。
とはいえ、何もなくて大丈夫ですと言っても真実味にかけます。
ですから、ユニキューブ戸建住宅では、地盤に関しては、
地盤調査のデータをもとに、地盤改良が必要な場合には最も適した
地盤補強工事の選定を行い、その工事に対する地盤の保証を付けます。
地盤改良が必要ない場合でも適切な基礎工事に基づく地盤保証を
付けています。どちらも建物本体の工事とは別になりますので
有料にはなりますが、建物を支える重要な事なので、
必ず提案するようにしています。
地盤に対しての安心保証の次は、建物になります。
瑕疵担保責任の保険にはもちろん入りますので、引渡しから10年間の
構造と雨漏れに関する保証はつきます。これに関する検査は、
基礎の配筋完了時と構造躯体の完了時の2回検査があります。
ユニキューブ戸建住宅はこの2回の検査を含めて、
外壁の透湿防水シート張り完了時の外装下地検査、
床下の押出法ポリスチレンフォーム3種、
屋根と壁のデコスドライ工法の施工完了時に断熱材検査、
建物が完成した際の完了検査の計5回の検査を受けます。
これによって、構造に対する確認、雨漏れに関する外装下地の確認、
断熱材の施工の確認、完了時の仕上げに関する確認を自社の検査は
もちろん行いますが、第三者機関の検査を受けることにより、
より安心感が生まれます。
ですので、事前に説明するだけでなく、
実際の施工に関してもしっかりと安心していただけると思います。
この施工をすることにより、
住み始めてからの快適さにつながっていくのです。
ですが、この第三者機関の5回の検査の内容は、
あくまでも施工者側の作った設計図に基づいて検査を行っていただきます。
ですので、外装下地、完成検査に関しては見て不具合がないか
どうかの検査になりますが、構造、断熱に関しては、実際の耐震性、
耐久性、断熱性の安心に関しては、設計の良し悪しが
大きく関係してきます。
ユニキューブ戸建住宅では、耐震性、耐久性に関しては、
構造計算をもとに通常の住宅ではあまり気にされていない偏芯率
(建物の重心と剛心)を計算して、
建物が地震で揺れた際のバランスを考えた耐力壁の配置が考えてあります。
(ちょっと難しいですね)
断熱性能に関しては、BELS(建築物省エネルギー表示制度)で
最高等級の☆☆☆☆☆星5つを獲得していますので、
これに基づいた施工を確認していただいますので、
かなり性能の良い家だということが実証されます。
私たちはこのユニキューブシリーズをはじめ、注文住宅、
リフォーム工事などを地元の岐阜で51年続いています。
これらの工事の多くは紹介によって行っています。
紹介での家造りの場合は、今までに私たちが手掛けた家造りに
満足いただけた方が紹介していただき、
そして家が出来て住み始めた方が“良いところを紹介していただけた”
というお話がつながっています。
また、見学会などでつながりが始まった方は、
私たちの家造りに対する考え方、実際に出来た家を見て、
そこに住む方の想いがどれだけ詰まっているかを聞いていただき、
自分たちの思い描く家を一緒に手に入れたいという方と
家造りをさせていただいています。
ユニキューブ戸建住宅を検討してみたいと感じた方へ
このユニキューブ戸建住宅には、
これから住み続けていく方への想いがたくさん詰まっています。
注文住宅でも分譲住宅でも家に人が合わせて住むのではなく、
住む人に合わせた家を建てるのが基本中の基本です。
注文住宅の場合は、最初から最後まで打合せを重ねて造り上げていきます。
一方、分譲住宅の場合は出来ている家を見て決めるわけですから
単純に言えば家に合わせる様に感じます。
特に分譲住宅を検討している方は、この住宅を見に来ていただき、
家造り対する考え、想い入れを聞いていただいて、
あなたがこれから住み続けていきたいと思える家なのか
考えてみてください。
すべての方に受け入れられることはないと思っていますが、
きっと色々検討している家の中で、これまでにお話した6つの特徴を
加味して考えた時に、日頃の家族との時間が楽しく過ごせる空間、
季節を感じながら生活できる快適さ、住宅ローンや老後の事まで考えた
お金に関する心配のない生活などを総合的に判断していただいた時に、
満足していただける家です。
まずは、実際の家を見に来てください。