昔の家の考え方は、考えて造って、子供の成長に合わせて増築、
改築をして、子供たちが成長したら壊して建て替える。
この考え方が当たり前でした。
その結果、日本の住宅の寿命は20年~25年といわれていました。
しかし、それでは資源の無駄遣いになるということで、
国も建てて壊しての家造りから、性能の良い家を建ててメンテナンスをして、
永く住み続けていける家造りを推奨するために長期優良住宅や認定低炭素住宅、
ゼロエネルギー住宅(ZEH)などに補助金を出しています。
ですが、実際にはどうでしょう?
長期優良住宅、認定低炭素住宅、ZEHの住宅仕様にするには、
それなりの費用がかかります。
もちろん家造りにとって必要な費用になるので、
決して高いわけではありませんが、
家造りには、建てる方の夢や希望がたくさんあります。
その希望の中にメンテナンス性、耐久性はもちろんあるのですけど、
注文住宅の場合であれば打合せの中、分譲住宅の場合であれば
実際見に行って説明を聞く中では、やはりキッチンやユニットバスの仕様、内装、
外装の仕上げなどの打合せをしていても楽しくなることに興味がわくので、
知らずしらずのうちに家を決める際には、
二の次になってしまいがちなのです。
これは決して悪い事ではなく、むしろ当たり前の事なのです。
なぜか?
それは、話し手側がそうしているからです。
展示場や現場見学会の会場でも、家の中身のお話をして、
お客さんがよく分からない顔をしながら難しい説明を聞いているよりも、
見て楽しくなるものをお話した方がいいからです。
もっと言うと、早く決断してもらえるからです。
ですから、あなたが悪いわけではないのです。
ですが、
家の良し悪しは、実際に住みはじめてから初めて気が付くことが多いのです。
住み始めると、普段目につくところは当たり前になっていきますから、
時間が経つにつれて気になるところが出てきます。
時間が経つにつれてメンテナンスが必要な部分が出てきます。
例えば、屋根や外壁の場合、それぞれ種類がたくさんあります。
屋根ですと、和瓦、洋瓦(平板瓦)、ガルバリウム鋼板、
カラーベスト、セメント瓦等々があります。
外壁ですと、サイディング、ガルバリウム鋼板、板壁、
タイル、塗り壁等があります。
それぞれ特徴があり、メリット、デメリットがあります。
ユニキューブ戸建住宅では、
屋根と外壁にはガルバリウム鋼板を採用しています。
屋根は、キューブ型の建物の外観が綺麗に見える様に
屋根の勾配を考えてあります。比較的緩やかな勾配ですので、
降った雨がゆっくりと流れていきます。
屋根材をしっかりと結合していく方式ですので、
ほぼ雨が入ることはありませんが、
強烈な風を伴った雨の際に万が一入った場合にでも
建物内に侵入しないように防水のルーフィングを2重に敷いてあります。
屋根材も次世代ガルバリウム鋼板を使用していますので、
通常のガルバリウム鋼板に比べて耐食性が3倍超ありますので
長持ちします。
外壁にも屋根と同様に次世代ガルバリウム鋼板「エスジーエル」を
採用しています。外壁材の形状も細い山型にすることによって、
キューブ型によく合うのと、10年、20年と経った時にでも
時代を感じさせないシンプルな形状にしてあります。
屋根はあまり見えませんが、外壁は建物の印象を大きく変えます。
数ある屋根材、外壁材の中から次世代ガルバリウム鋼板を採用したのは、
キューブ型の形状に一番合っているのと、高い耐久性による
メンテナンスの費用を抑えることの両立を考慮しています。
屋根や外壁は雨風を凌ぐために必要なものですが、
その素材だけが良ければ家の耐久性が上がるわけではありません。
そこで重要なのが通気性です。
ユニキューブ戸建住宅では、屋根も外壁にはデコスドライ工法、
床には押出法ポリスチレンフォーム3種を採用しています。
屋根と外壁に採用しているデコスドライ工法では、
壁体内結露に20年の保証が付いています。
セルロースファイバーの断熱材に調湿機能があるのはもちろんですが、
屋根にも外壁にも通気層を作る必要があります。
さらに、地域によって外気温の環境はまったく違いますので、
家を建てる地域よる結露計算をした上で施工方法が決まってきます。
さらに、この通気層があることによって通気性が確保されるので、
熱がこもることを防ぐこともできます。
床下に関しては、キソパッキン工法を採用していますので、
建物の床下を全周換気しています。
(一部ユニットバス周りと玄関部分は床下の空気の出入りが
直接部屋の中に入ると、外気温の影響を受けてしまうので気密
パッキンで遮断しています)
基礎パッキン工法を採用して、品確法の劣化対策等級2以上を
満たすなどの公的な基準に準拠した工法を採用した場合に
10年間の安心保証を付けるものもありますが、
ユニキューブ戸建住宅では防蟻処理も行っています。
換気がしっかりしていればシロアリにも木材にも良いとは思いますが、
防蟻処理をしておくことは、家の耐久性には必要だと考えています。
防蟻処理材には天然ピレトリンMCを採用していますので
環境にも優しいです。防蟻処理を新築の段階でしておくことは、
5年間の保証期間の内の2年半の段階で実際に床下の状況をみて
無料点検をすることが出来ます。5年経った段階でも再度床下の点検をして、
再保証をするかどうかの話も出来ますので、
忘れてしまうことなくメンテナンスを心掛ける事が出来ます。
この他にも屋外デッキやフェンスもメンテナンス性を
考えておく必要があります。特にデッキに関しては、
洗濯物を干したり、子供の遊び場としてとても
有効なスペースになります。
家を建てる際にあると部屋とのつながりがあって
とても楽しくなるものです。
しかし、普通の木材で作ると塗料を塗らないといけないです。
最初は結構やる気で出来る方もあるのですが、
塗る場合の条件が、お休みの日で天気が良く、
お出掛けの予定もない日になります。
さらに、気分が良く、材料が揃っていて、暑すぎず、寒くなく・・・。
この外に子供と遊びに出掛けたくなるような日が塗料を塗る日になるのです。
そして一度塗ってみるとこれが結構大変。
子供が手伝ってくれればやる気も出ますが、
家の中で遊んでいたりすると、だんだんやる気が・・・。
木製のフェンスも同様です。
ユニキューブ戸建住宅では、この手間をかけなくても、
しかも長持ちする人工木の屋外デッキ「ひとと木」、
アルミのフェンスを採用しています。丈夫でいつまでも綺麗さを
保つことが出来ます。
家を建てる、買う段階でメンテナンス性に優れている家かどうかを
判断することは、意識して、勉強して、準備しておけば
出来るかもしれません。
が、これがかなり難しいです。
勉強して知れば知るほど、どうすればよいのか?
どれがベストなのか?何を優先すれば良いのか?
一つの事を掘り下げていくと矛盾が生じてくる・・・。
考えれば考えるほど、家造りって難しい、
本当に良い家ってなんなのか?面倒くさくなってきて、
だんだん家が欲しくなくなる・・・。
真面目に一生懸命考える方、本当に自分にとって良い家を手に入れたい。
と真剣に考える方ほど悩んでしまうものです。
家は一生で一番高い買い物と言っても過言ではないですから、
この様な考えになっていくのも当然です。
では、どうすれば良いのか?
やっぱり見た目に欲しいものを選んでいくのが良いのか?
建築業者の営業マンの提案される話を聞き、
あなたの要望を全て聞き入れてくれるだけで良いのか?
これは違います。
本当にあなたにとって良い家を手に入れるには、
自分が想い描いている理想や希望を伝えて、
それを受け入れつつ、色々な角度からその要望の本質を探り、
その中でベストな提案を経験と知識をもとに提案していく。
さらに、今現在の生活スタイルを伺い、
将来的なライフスタイルに合わせた可変性のある家の考え方を話、
メンテナンスや長期的な建物の性能の提案をプロとしてアドバイスして、
建物の基本性能としておく。もちろん、家を手に入れる段階から、
将来的にかかるメンテナンス費用を含めた資金計画の提案を受け、
納得して手に入れる家があなたにとっての最高の家だと思います。
ユニキューブ戸建住宅は、これを満足できる家になっています。
もちろん分譲住宅の場合は、色使いには好みがあると思いますが、
注文住宅の場合にはそれがより自分好みのものを手に入れる事が出来ます。